雀鬼流牌の音 回想編 [雀鬼会牌の音体験記]
以前おじゃまさせて頂いた牌の音町田道場。
本ブログではアクセス数がむちゃくちゃ高いので、せっかくですから回想編。
心臓が飛び出しそうな心境で、初めて牌の音町田道場に行ったのはもう2年前。
幸運にもあのリアル雀鬼にお会いできた日。その続きの実話です。
フリー雀荘へ行って来ました(雀鬼流 牌の音町田道場編)←参照
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いつの間にか肩越しに私の駄麻雀を覗かれておられた伝説のリアル雀鬼。
皆さん、その時の心境をご自分に置き換えて想像してみて下さい。
とても冷静に麻雀は打てないと思います。私が完全にパニクっていた次の局。
雀鬼は次に私の下家にいた大阪から訪れた若者の後ろへ廻る。
この若者はお世辞にも打てるというレベルではまだありませんでした。
和了っても指を折りながらうやっと役を言える程度のまだ初心者の部類。
彼の後ろで手牌を見つめながら7順目位に口を開く雀鬼。
雀鬼「それじゃねーよ、こっち切んだよ。そしたらこれがこーなるだろ」
若者「あーそっかー、はい」
肩越しに牌を並べ替えて指導する雀鬼。次のツモ
雀鬼「うん、そしたらこれ切って、次あたり上家からここが出るからね。そしたら鳴くんだよ」
ん?上家って俺のコト?だって俺の手牌見てないじゃん。そんなバカな!
次のツモでイーシャンテンになったので不要牌を打ちだす。(何だったか覚えてません)
雀鬼「ほら出た。それチーして。はい聴牌ったからドラ切って」
若者「はい!」
ありゃま(-_-;) ほんとだわ
次順。
若者「ツモ!」
雀鬼「うん!ツモったね。はいマンガ――ン」
ありゃま2(-_-;)まじっすか
雀鬼「普段こんなふーにオレ教えねーんだよー。ラッキーじゃん。たっかいぞーー」
少年のような笑顔を見せた。そう、ちょっといたずらっ子のような。
そのラッキーな若者もそろそろ社会人かな。まだ麻雀打ってるかなあ?
それにしても、何で次に俺からそこが出るとわかったんだろう(ー’`ー;)
手牌見てないのに・・・。その内ってならならわかるけど次って予告されたし・・・
20年間無敗で伝説の雀鬼の超越したその片鱗をちょっとだけ見た瞬間でした。
時代の流れでしょうか、牌の音下北沢店は先だって閉められたそうです。
確かにその名前から敷居がちょっと高いかもね。
道場だからね。ビビっちゃうよね。でもそんな事ないんだけどね。
近い内、友人のフシツバさんかオッキーさんあたりがきっと行ってくれるはずです!
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内田塾に行ってきました [つまてつの雀荘さんぽ]
先日の日曜日、本厚木よつば会にて麻雀連合μのツアー選手内田Tさんが多忙の中、内田塾なるものを 開催してくださいました。参加者は4名限定。
アルシーアール麻雀って知ってますか?
見栄張っても仕方ありません。私は知りませんでした。
以下、アルシーアールでぐぐって以下参照。
アルシーアル麻雀は、戦前日本で行われていた麻雀の通称です。訛(なま)って「アルシャール」とも言います。
これは太平洋戦争前に主流であった麻雀の通称です(現在ではほとんど行われていませんが、日本麻雀連盟やスポーツ麻雀など、一部で行われています)。
アルシーアルのアルは二、シーは十の中国読み。そこでアルシーアルとは二十二という意味になります(普通はアルシーアルが訛ってアルシャールと発音されます)。
そして第2次大戦前主流であった麻雀は、最低の得点となるアガリの場合、基本点(連底)が二十二点でした。
連底がそれより低いアガリには二十点というアガリがあります。しかし二十点のアガリは符底20符のみのアガリですからアガリ型は平和(ピンフ)に決まっています。
古典麻雀では食い平和の一翻ありでしたから、平和(ピンフ)のみ二十符のアガリは二倍され40符のアガリとなります。これが子のアガリであれば四倍されますから、得点は160点となります(親なら6倍されるので240点)。
ところが二十二符の役無しのアガリですと(古典麻雀には一翻縛りはありません)、二十二符を2倍にすることができません。そこでいきなり4倍するのですが、当時の日本麻雀は四捨六入法を採用していました(中国古典麻雀は精算法)。
そこで二十二符を4倍する前に四捨六入すると二十符になります。そしてこれをそのまま4倍すると結局、得点は80点となります。つまり二十点のアガリは160点になるのに、二十二点のアガリは、その半分の80点になってしまうわけです。
これは当時の最低点のアガリです。そこでこのような特徴をもった麻雀を二十二麻雀、あるいは単にアルシャールと通称したのです。
現在の麻雀を立直麻雀と通称するのは、これが現在の麻雀の特徴、つまり二十二麻雀には立直が無かったわけです。
このほか、一般高(イーペーコー)・三色(サンシキ)・七対子(チートイツ)・純全(じゅんチャン)・両般高(リャンペーコー)・緑一色(リューイーソー)などの役がありませんでした。もちろんドラは問題外です
昔の麻雀は満貫止まり立ったわけです。映画「麻雀放浪記」でドサ健が出目徳と勝負の際、現代の麻雀のように青天井ルールで打った場面はあまりにも有名ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=NEz6UeBmdTI
↑上は麻雀放浪記の動画の一部です。直接貼り付けたら重くなりましたのでクリックして飛んで下さい
このアルシーアール麻雀を題材に、内田T(μツアー選手)がオリジナルの教材として改良、指導して下さったものです。主だったルールは以下のとおり。
役なしでもあがれる
リーチなし、ドラ自体がなし、積棒なし、ツモピンなし
三色、イーペーコー、チートイツなし
親はあがり連荘、ノーテン罰符なし
原点(25000)より浮いたら勝ち、沈んだら負け
この麻雀の意とするものは聴牌読みなんだそうです。
半荘1回+東風1回やりました。内容はノー和了、ノー放銃で何も出来ず。(-_-;)
この日同卓したメンホンチートイツのN口さんはブログの中で
自分が打ったぬるい牌について記事を載せておられます。
私なんかぬるい以前に、ただふわりと打った牌、
意味もなく自分の都合だけで打った牌が1局ごとのオープン検証で
そのままズバリその時の心境を言い当てられたように指摘されてしまいました。
この時下家は聴牌 してると思いました?それともノーテンだと思いました?
気持ちはわかるけど、この局面でこんな牌をふわりと打ち出すと
相手になめられますよ。みたいな・・・
麻雀は4人で打つもの。飛び出したTOP者に対し、残りの3人は協力し合い
連荘を止めなければならない。
それにはそれぞれの信頼関係がとても大事だという事。
麻雀パラダイスロストのつかぴょんさんの記事にも同様にどうしたら
理解してくれるのだろう必死のメッセージがこめられています。
他にも押し引きについてや基本的な聴牌読みなど他にもいろいろご指導頂き
本当に勉強になりました。内田様、同卓者の皆様ありがとうございました!
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BEST10続き 飯田正人プロ逝く [その他]
アクセスランキングでわずか10日間掲載なのに11位に位置するほどアクセス数が高かった
大魔神飯田正人プロ逝く アクセス総数23万件のなかで一番の急上昇記事でした。
飯田プロ急逝については土田プロのコラムややロッキーさんのブログでもあつかっておられます。
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大魔神 飯田正人プロ逝く
いつものようにロッキー堀江さんのブログを読んで、あの大魔神こと飯田正人プロがお亡くなりになっていた事を知ってびっくりしました。亜空間の安藤満プロに続きまたひとつ巨星が流れてしまいました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
以下、飯田正人Wikipediaより抜粋
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ムカつく麻雀打った事ありますか?2 [つまてつの雀荘さんぽ]
体型と顔そっくり!態度このまんま!
上家にお座りになったお客様の足が・・・足が邪魔・・・すっげー邪魔・・・チョー邪魔・・・。
まだ新しいアモスコング。当然上がってきた山は決して前に出そうとしない。
そのくせ、常に左右のお手手はご丁寧に卓上に置いてある。
配牌を取り出すときも、ツモる時もその手にいちいち触れてしまう・・・
イライラはついに頂点まで達しようとしていた。
しかし私は営業マン・・・。麻雀でワザと負けようなんて気持ちは微塵も無いが
マナーに対しお客様に文句を言えるわけがない・・・。顔怖いから余計言えない・・・
くだらない大名麻雀に付き合いながら精一杯の笑顔で接していた。
しかし残念ながらそんな精神状態で冷静に麻雀が打てるほど私は人間が出来ていない。
半荘何回目であったろうか、牌姿なんか覚えていない。
とにかく親で70符の発ドラ1をお客様からロン上がりした。確か発はアンカンで。
つまてつ 「ロン、6800です」
お客様 「はあ?6800?なんだそりゃ?聞いた事がねーよ、ザンクじゃねーの?」
つまてつ 「え・・・?でもアンカン32符で・・・親ですし・・・」
お客様 「ないないザンクかヨンパー!大体そんなもん即リーだろーが!」
5000点棒投げられました・・・。かなりムカついたけど客だし・・・顔怖ぇーし・・・。
そして・・・・・
ムリ~~~~!! (゚ロ゚ノ)ノ
ついにガマンの限界に達してしまった。
*いつかつづく・・・
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ムカつく麻雀したことありますか? [つまてつの雀荘さんぽ]
突然ですが、皆さんはムカつく麻雀打ったことがありますか?
もう10年ほど前だろうか、取引先のお客さんと静岡で麻雀を打った時のお話です。
そのお客様ははっきり言って
ヘタなのです。
しかし自分では強いと思い込んでいたからタチが悪い
風貌は安岡力也さんのような強面と言動で超マナ悪。
.
以下事例
とにかく遅っ!ツモから捨牌まで約30秒・・・ちなみに講釈付ときた
三味線オンパレード 上がり牌はソーズなのに盲牌しピンズでワザワザ反応する
聴牌してるのに鳴こうと反応だけする(そこまでやるかとある意味感動した)
リーチ後は必ず引きヅモして全部叩く。
先ヅモ?とーぜんですな
態度でかっ。のけぞって足伸ばして打つ。足がじゃまなんだよ!
満貫以下の点数計算ができない。メンタンピンツモを満貫だと言い張って聞かない。
口笛を吹く。ウザイ
へたなくせに豪運。リーのみ西単騎などは1発とウラで満貫に仕上げる。
他人が上がると必ずそれは止めたと講釈付きで手を開ける。
etcですがお客様なので一切文句言えません。営業マンなので笑顔で対応します。
日本のサラリーマンの月平均小遣いを知ってますか?
約4万円だそうです。もうちょっと多いですがだいたい私もそんなところです。
Rは3.0-2-3 チップ1枚デカピン 飛び、焼鳥付き
3回ラス引くと私の小遣いはなくなります。
完全先付けだし誰かさんのおかげで半荘1回1時間で終わらない
笑顔の裏側で私はすでに怒りとイライラで鬼の形相になっていた。
*****いつかつづく*******
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μあつぎ道場に行って来ました(youhei編) [つまてつの雀荘さんぽ]
こんにちは、はじめまして!
TSUKASA会で日々勉強させてもらっている大学3年のyouheiと申します。ブログは受験生時代にやってたんですが飽きっぽい性格からか長続きせず笑
今回、つまてつさんにオファーを頂き、このブログをお借りして記事を書いてみます!
今日はμ道場の開催日だったので、つまてつさんと共に参戦して来ました。自分は初参加です。バイト先から早足で向かい、着いたのが13時ちょい過ぎ。S場さんがバイトしておられました。雀荘のメンバーさん、地味にあこがれる…!
μあつぎ道場 椋ツアー選手
「あれ、つまてつさん来てないなー」
つまてつさんは13時半頃にご到着。それまで某雀荘で打ってらっしゃった模様。
麻雀が大好きなんですねヾ(*´▽`*)ノ
初回のルール説明等は内田Tさんと椋Tさんに懇切丁寧にして頂きました。
μカップには一度参加したことがあり、リーチ後の暗カンが無い、積み場が無いなどTSUKASA会での競技麻雀と異なるルールはだいたい把握してたので、特に戸惑うことはなく。μ道場では点数関係なく着順によりポイントが決まるので、オーラスのアガラスはできません。
1半荘目。トップ目40,300点持ち、2着の自分が36,000点持ちで迎えたオーラス。自分は西家でドラ三萬。手なりで進めていって7巡目くらいで
一向聴。ここまでの牌の来方はすごく良かったものの、2巡ほどツモ切りの後、5を引いて聴牌。
内心、「うわー」っていう最後の最後で良くない感触。。。確定7,700でアガリトップのリーチを気持ちよくかけたかったのですが、かなわず。リーチを打って出和了り3,900ではトップ目からの直撃でないとまくりませんが、トップ目もここは前へ出るだろうと思い、まぁ最初の半荘だし、これ以降の運試しの気持ちも込めて即リー。
2巡後、高め三萬ツモの満貫をアガって文句なしのトップ。ダマにしておいて手変わりを待っている間にアガり牌がでても釈然としない2確で嫌だし、なにより聴牌を組む以上見逃しはありえない。
つかぴょんさんから教わったことです。自分の感覚を頼りにするって、大事だと思います。
②②一二三四五566778 ツモ三 ドラ三 2000,4000
そんなわけで、最初の半荘は気持ちのいいトップだったものの、そのあとは結構ガタガタでした…笑
いつもうまくいくとは限らないですね><
マナー、お行儀に関しては特に大きなミスはなかったですが、点数申告が>< やけに符ハネする和了りが多く、同卓の皆様に迷惑をかけることもしばしば。。
南場の親で 九九⑤⑤⑤33 暗カン6666 ポン南南南 ドラ⑨
を九でロンしたもののフリーズ。……7,700です!……あれ、9,600か…?………
なんで3じゃなくて4枚目の6ツモってくるんだ!><笑
東場の親で 三四五333②③③③⑥⑦⑧ ドラ東 を聴牌、リーチをかける。
②をツモり「2,000オールです!」……違うね。←同卓者3人から一斉の指摘
などなど。
6半荘パックで結果は 1-4-4-2-2-2 。ポイントで換算するとトータルで-1と、μ道場初参加にしては可もなく不可もなく、といったところでしょうか。。。
けど、内容の問題点は多いです。
これは絶対に当たると思った牌を、自分の手の高さと天秤にかけて迷った挙句結局切る。やっぱり当たる。orz
だって12,000張ってるんだよ…(´;ω;`)
うまく回し打ちするのがホントに出来ない。オリるときは他家からも分かりやすいベタオリ。。
ツアー選手のお二人は打ち込みがホントに少なくて、それでいてチャンスがあればリスクを冒すことなくスッと前に出てスリムに和了る、攻防の押し引きがすごくしっかりしてて凄いな、、と思いました。
まだまだこれから勉強しなきゃいけないことが多いですね!
◆店内に貼ってあった結婚式の写真、ウェディングケーキが雀卓を模していたのには驚きました笑
◆1枚切れの北単騎ちーといドラドラあがれないとは…N口さんたすけて!笑
◆清一色は待ちが基本的にわからないので字牌を落とせず混一色に甘んじる系男子です笑
つまてつさん、デバサイさんほどの文才は無いですが><、また機会があれば書きたいと思います!それではまた~(´▽`)
【Tsumapedia】
youheiさん:K大学3年生。「麻雀ほうろうき」をみて仲間になったひとり。当然麻雀は大好物。TSUKASA会ではなぜか彼が帰ったとたん場が必ず荒れるという謎の現象がおきる。
ニューロン麻雀スクール町田校に行って来ました [つまてつの雀荘さんぽ]
土曜日は「ニューロン麻雀スクール町田校」に行って来ました。カルチャースクールかなと思っておりましたが、ノーレートのフリー雀荘という印象です。行った時は満卓状態だったのでそんな印象を受けたのですが普段は教室もやっておられるそうです。老若男女で大盛況でしたな。
入店して初めて来た事を伝えるとルール説明の後、雀力測定の為の簡単なテストがありました。
役を書きなさい。
南2局親、二萬ロン 何点?
こんな感じです。ろくに読みもしないで2問目に2000点と書いたら上に小さな字で「ドラ北」と書いてありました。もー少しわかりやすく書いてほしかったかな。生保の約款じゃないんだから(-_-;)
肝心な麻雀は運悪くブラックつかぴょんと同卓になってしまった為いいとこなし…
しかし打てる若い女性や、渋い年配の方の打ち手とも同卓できたからね。いーんじゃね。
初心者の高校生から年季の入った渋い打ち手までレベルの差がピンキリ。夜10時までやってて、平日は学生やリーマンで満卓になり打てない事もあるそうな。
フリーは1時間500円。初めて来店は最初の2時間が無料なので4時間打って会計は1000円でした。
校長先生と呼ばれてとてもサバサバしていた代表の中村先生
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恐怖の代走(完結編) [つかぴょんの実録麻雀小説]
トイレから出てきた無法者は、まっすぐこちらに戻らずに、他の卓にちょっかいを出している。今日はついてねえ、みたいな会話を交わしている様子が、遠くにうかがえた。ついてないのは、こっちのほうだ。心の中で私はそう叫んでいた。
「早く、誰かあがってくれ」その私の満身の願いが天に届いたのか、上家から5000点棒でリーチが刺さった。「おう、5倍のリーチだ、ケケケ」「おい、若いの、両替してくれ」上家は、5000点棒を私に投げてよこした。たのむから余計な仕事を増やさないでくれ。内心イライラしていたが、速やかに両替をして、ツモ山に手をのばしかけた、そのとき。。
おう、振りこんでないだろうなあ?
と私の背後より、声がかかる。「きたーーー」奴が帰ってきた。背後に修羅の気配を感じる。「もうその局はおまえにまかせた、振るなよ」念を押し、無法者は私の背後の小さな椅子にドカッと座った。
私の手牌は 東東東ポンの ①③③③234七七 マンズの七七の部分を右手で力強く隠していたので、後ろから観ている無法者は、①③③③234七八九の聴牌と思っているはずだ。だから、②や①が出たり、②や①をツモッたりすることが一番困る。「何であがらないんだ!殺すぞ」となるに決まっている。まあ、あがらない、じゃなくて、あがれない、なんですけどね、小牌だから。ここで持ってきて欲しいのはダークドラゴンクラスの危険牌だ。「あ、これはもう、代走なら切るわけないよね、みたいな牌。祈るようにツモ山へ手をのばす。ツモ牌が、後ろから見えぬよう、ぐりぐり盲牌する。もし、その牌が①や②だったら、ふせたまま、上家のリーチの現物である4ソウを抜き打つつもりだった。盲牌した感じでは、縦に線がいっぱい入ってる。なんだっけ?これ?。六ソウかな?と思って開くと、9ソウだった。
ちなみに私は、盲牌もへたくそである。リーチ者の河には、4.5巡目に8ソウ7ソウが逆切りしてある。手出しとか、ツモ切りとか全然見ていないので、捨て牌読みの根拠にはならないけれど、4ソウも切れているし、9ソウはいかにも安牌チック、とおりそうだ。だがしかし、聴牌を壊すチャンスは今しかない。千載一遇のチャンス。
私は、後ろの無法者の良く見えるように、ツモッてきた9ソウを手牌の左側に留め、「この9ソウを持ってきたから降りるんだ、良く見とけ」とばかりにリーチの現物の4ソウを抜き打った。絶対に振るな!、というご主人の言いつけを忠実に守る形となったのだ。「一発ツモ、6000オール」12345678②③④⑤⑤ 3ツモ。ドラを大切にした為、面子過多のソーズの上を払ったのだろう。リーチ一発ツモピンフドラドラ。9ソウを切っていたら、18000点。18000発位は殴られていただろう。いろいろな意味で、即死はまぬがれなかったと思われる。6000点を点ハコから、、一発のご祝儀2000円を無法者のカゴから払い、9枚の手牌を全力で全自動卓の開口部に叩き込んだ。証拠隠滅。助かった。
奇跡の生還。生きてるってすばらしい。
無法者と交代すべく席を立つ私に、声がかかった。
おう。若いの。よく9ソウ止めたなあ。たいしたもんだ。
無法者は私を褒め「、なんか、食え。」と1000円札を手渡した。「ええ、小牌ですから」なんて、答えるわけにはいかないので、軽く会釈をして、「バイトにいきます」と雀荘を離れた。その1000円はなんだかものすごくくだらないことに使った記憶がある。また、チョロチョロその雀荘に顔をだして、常連達から「あの時小牌していただろう?」なんて言われたら、目も当てられないので、2.3ヶ月は店には近づかないようにした。
今でも、思い出し、考える。あの時の私の小牌は既にバレていたのではないか、などと。今でも小牌の夢は寒い日なんかに良く見る。まったく持って忌まわしい記憶だ。でもね、よくよく考えると、悪いのはどう考えても、私である。今、この場を借りて謝罪します。小牌してごめんなさい。 END
つかぴょんさんありがとうございました。<(_ _)>
恐怖の代走その1 [つかぴょんの実録麻雀小説]
恐ろしい恐怖体験というのは、何十年たっても鮮明に覚えているものだ。今でも、たまに夢でうなされることがある。そう、あれは大学2年の頃、やはり世はバブルの絶頂期だった。
とある雀荘。セット打ちの一般の学生達からは、その雀荘は恐れられていた。オーナーは学生思いの本当に優しい面倒見の良い人だったけれど、一部の客層とレートが、かなり危険な雰囲気を醸し出していたからだろう。開店当初は点5の卓も立っていた。だが、日本経済の好景気に影響を受け、店内の麻雀のレートもとてつもなく景気がよくなり、もう自分の軍資金では参戦できなくなっていた。ピンのワン・スリー前出し千円一発ウラ祝儀千円。それが最低レートだったように思う。前出しというのは、トップ賞の前出しの意味らしく、対局前におのおの1000円ずつ出し、トップが総どりする、というルールだ。
けれど、私はその雀荘が大好きだった。私の仲の良い友人が何人かメンバーをしていたことも理由の一つなのだけれど、何よりも鉄火場な空気が大好きだった。店内を跋扈している熟練の麻雀打ちが対局の観戦を許してくれるし、勝負のアヤなんてものも教えてくれる。本当に極稀に、点5で遊んでくれたりもする。
「何かの間違いで点5の卓でも立ってないかなあ。」牌に触りたくて仕方のない私は、22:00からコンビニのバイトがあったけれど、夕刻から営業を開始する、その店のドアを開いた。
賑やかな店内。雰囲気から察するに点5はおろか、点ピンすら怪しい。どうやら200円の卓がメインのようだ。「おう。入るか?」常連さんが気さくに声をかけてくれたのだけれども、そのレートに見合う、雀力も軍資金も度胸も私は持ち合わせていなかった。
「すいません、勉強させてください」そう断わり、邪魔にならないように店の隅っこに陣取り、友人のメンバーの対局を観戦することにした。リズムのよい押し引きのしっかりした対局を眺めながら、自分には、半荘一回で一万円以上動く麻雀は、無理だな、と改めて感じた。
30分ぐらい過ぎただろうか?突然、千点500円以上のレートで打っているであろう、店の最深部の卓から、怒鳴り声が響いた。
「はやく、家に帰って10万持って来い!」
見た目も恐ろしければ、性格も恐ろしいその声の持ち主は、麻雀の種銭を、となりにいた奥さんに取りに帰るように命じた。
ずいぶんと負けが込んでいるのだろうか?その男がとてつもなくイライラしている様子が、見なくても痛いくらい伝わってくる。私は、絶対の関わり合いにならないよう、努めてその男の方を見ないよう気をつけていた。が、しかし。また、その男の怒声が店内に響き渡る。
「おい!代走だ!おい!早くしろ!」
お酒が入っているせいか、その男は半荘の局の途中、しかも親番の前に、いきなり代走を要求した。嫌な予感がした。店内は、運悪くメンバー全入り。その男の奥さんもお金を取りに店を離れているため、店内で空いているのは、私だけである。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。麻雀牌には触りたいけれど、あの男の代走はご免こうむる。しかも、超高レート。冗談ではない。しかし、無情にも必然的に私に声がかかった。
「おい!そこの若いの!暇だろう?ちょっと代走してくれ。便所だ」
バイトがあるから無理だと、断わる私。だが、「バイトなんか、行かなくていい。おい。ちょっと、代走しろ!」と返してくる。なるほど、強烈に理不尽である。さすが無法者だ。店内に不穏な空気が漂ってきたので、やむえず、代走を引き受ける私。その無法な男は、「もう30万負けてる。おまえ、絶対振るなよ?」そう私に吐き捨てトイレによたよたと向かった。
「ええええええ。どんなレートで打ってるんだ・・?・・?」
夕方開店だから、まだ半荘3.4.回位しか打っていない筈だ。殺される。振り込んだりしたら、間違いなく殺される。点棒が減ったら、私の寿命も同じ位減るであろうことは、容易に想像できた。対局者の横のカゴには、一万円札のズクが無造作に放り込んである。 万札ばかりだ。もしかして、デカピン?困惑している私に同卓者から「はやく切りなよ」と声がかかる。ガタガタ震えながら、配牌から一枚切り出す私。クラクラしながら、冷静に手牌を見ると、東が二枚ある。よし、こいつを安牌にしよう。よく見ると、北や、発なんていういかした牌もいる。よし。牌を握ると気持ちも落ち着いてきた。要するに振り込まなければいい。トイレ代走なんて、いいところ一局だ。配牌からオリていれば、一局振らずにいなすことなんて、造作もないはずだ。東2局南家。ドラは⑤ね。よしよし一枚もないぞ。これなら、アガリに向かう理由もない。おとなしく、あの無法者の帰還を待つとしよう。そう決めると、安牌を貯め気味に模打を繰り返した。
3.4巡くらいして、私は強烈な違和感に襲われた。ん。ん。なんか、いつもと違う。何か手牌、短い気がするにゃあ。気のせいかなあ。あれ?なんで、俺、南家なのに、上ツモなんだろう?ひいふうみい。ひいふぃう。・・あれ??あれ?12枚しかない。13枚あるはずの手牌が、12枚。
ええええええええええええ!!・・・?・?小牌!
やっちまった。代走に入ったとき、ツモらずに切ったんだ。ばかばかばかばかばかばか!とりぷるばか!!!俺のばか!果てしないばか!どうしよう。このままだと、上ツモ下ツモの異変に対局者が気付き、私の小牌がばれてしまう。なんとかしないと。大変だ。とにかくツモ順を変えてごまかせ。緊急事態である。私は、安牌の最有力候補であったはずの東をポンして、9枚の手牌で構え、うまいことツモ順をずらした。常連であるところの対局者から「代走がしかけるか?」との誹りを受ける。だが、こちらはそれどころではない。小牌がバレないように、自転車のハンドルを握るように9枚の手牌の両端を押さえ平静を装う私。しかしながら、あの無法者が戻ってきたとき、東を仕掛けておきながら手牌バラバラなどという、ふざけたことになっていたら、それはそれでもちろん、ただではすまないだろう。アガリに向かったけれど、危険牌を掴んでおりました、という感じが一番良い。そう思い、少し聴牌を意識して牌を集める私。いつしか手牌は9枚なのに、イーシャンテンのような形になっていた。まあ、永遠に聴牌は不可能だけどね。
小牌だから。①③③③234七七。東ポン。どうすれば聴牌できるのか教えて欲しいものだ。安牌チックな牌は①位しかない。トイレのドアをチラ見する私。無法者よ。頼むからまだ出てこないでくれ。てゆうか、早く誰かあがってくれ。もうこうなったら一枚位拾っちまうか?もういっそのこと、おまわりさん呼ぶか?賭博行為で検挙。あ、俺も捕まるなあ。そうしたら、やっぱり退学になるかなあ?もう、本当にいろいろな思惟が脳裏をよぎる。わずか数分間のことなのだろうけれど、私にとっては、無限の時のように感じられた。
しかし、残念ながら、トイレのドアが開いた。無法者のご帰還である。 つづく
***************************
つかぴょんさん実体験投稿第2弾。続きは私にもわかりません(-_-;)
私は同じように代走頼まれた時、逆に多牌した事があります…。その時は簡単でしたね、太ももの下に押し込んで知らんプリして打ってました。
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お知らせ
今週のTSUKASA会は土日でやってます。ふらりと1人でおいで下さい!
雀ゴロへの挑戦【完結編】 [つかぴょんの実録麻雀小説]
三回目の半荘が始まった。配牌を開く。案の定、カンチャンだらけのひどい13枚だ。ドラの一つもありはしない。聴牌すら望めそうにない。
私は、穴だらけの牌姿を見つめながらも、落胆せず、ひたすら食い仕掛けることに決めた。出るポン、見るチー。カン3や、カン7を食い仕掛けての3900点や2000点 いや、1000点でもかまわない。とにかくあがりが必要だと思った。
役牌とタンヤオの両天秤でいこう。その半荘はほとんどタンヤオ仕掛け、7枚以下の手牌で戦っていた記憶がある。4センチの爆弾だ。私が食い仕掛けると雀ゴロは
「よう、鳴くのう、にいちゃん?慌てる〇〇は貰いがすくないでええ?んん?」
と、もう、お約束の台詞。食い仕掛けの成果があってか、結果は少ない払いの3着。面前で局面を押さえつけるようなそんな手牌は入らなかったけれど、これまでの、半荘よりもよい内容だ。
「さあ、次いこうや」 四回目の半荘が始まろうとしている。先ほどから、私の頭に瑣末な疑問が浮かんでいた。「何故、こんなに鳴けるんだ?」相手はすくなくとも雀ゴロ。中張牌の一枚や2枚、抑えることは容易なはずだ。役牌は鳴けないのに、中張牌ばかり、こんなに鳴けるのはおかしい。そう、感じながらも、早い仕掛けで局を回す私。そして、流局時にある違和感に感じた。そして、全員の捨牌を眺め、その違和感の正体を理解した。4や、6の数字が、河に飛びすぎている。
そうか、この魔界ルールだと、値段の高い、ジュンチャンやイッツーを注視するあまり自然と123や、789での牌姿構成となるのだ。確かにこのルールでは、鳴きタンヤオに魅力がない。が、。しかし。・・ 私は、対局の途中ではあったのだけれど、しっかりした口調で店員に尋ねた。
「フリテン片あがりは、リーチだけですか?」
店員は答える。「そんなことはないですよ。」
私が、確認の意味も込めて「クイタンの片あがりも有りなんですね?」と返すと、店員は頷いた。
よし、きた。百人力だ。対局者の3人からこぼれだす、4から6の中張牌を鳴きまくっていこう。自分のツモが4倍になったようなものだ。界王拳4倍だ。ドラクエで例えるなら、バイキルトだ。これは、相当な効果があるはずだ。それからも、あえて大きな声で、鳴きまくりに鳴きまくり、これでもかというくらい鳴きまくり、他家の赤牌やドラを食い取り4回目の半荘はトップを手中に収めた。
5回目の半荘も、食い仕掛けていった。上家の雀ゴロの第1打をチー。しかもあろうことか両面ターツをチー。
「にいちゃん。ええかげんにせいや?麻雀は面前が基本やで?なんでもかんでも本当によく鳴くのう、そんなんじゃ、麻雀強くならんで?んー?」
軽口を叩く雀ゴロ。私は、愛想笑いを浮かべ、それでも、食い仕掛けを止めるつもりはなかった。なんでもかんでも鳴いている、のではない。あなたたち(雀ゴロ)を、少しでも苦しめる為、食い仕掛け続けているのだ。13枚面前の厚い麻雀では、私に勝ち目はない。けれど、4枚や、7枚のスピード麻雀でなら、なんとかなるかも知れない。麻雀はたった1000点のあがりでも、他家の満貫や跳満を潰すことができる。あがってなんぼだ。
麻雀というのは、不思議なもので、状態がよくなると、鳴くよりも先に必要な牌をツモってくるようになる。
5回目の半荘の南場の親。今でも本当によく覚えている。2456 ②③④⑧⑧二三三四の13枚。ドラは、赤三と三。赤三がダブルドラとなっている形だ。鳴く間もなく、面前でこのイーシャンテンになった。四や赤3がでれば、それでも、食い仕掛けるつもりだった。ツモ山に手を伸ばす。ツモッた牌は、赤3ソウ。赤牌特有のポッチを盲牌で確認して、三切り、ドラ切りリーチだ。予想以上の好感触なツモ。これは、ツモれる。もちろん、安め1ソウが出ても和了る。
「ドラ切りリーチか?ああん?景気がええのう?にいちゃん?」私が、何をどうしたところで、何かしら雀ゴロは感想を述べてくれる。予想通り、というとおごがましいが、4ソウを一発でツモることができた。8000オール。ご祝儀をあわせて、半荘2回分のトップくらいのお金がかえってきた。
そのあと、結局2半荘ほど打って、卓割れとなり、店を離れた。結局、魔界ルールの恩恵を受けた和了は、わたしには訪れなかった。だが、入店時には、1000円札30枚だった私の所持金は、1万円札2枚と、千円札11枚に姿を変えていた。プラス1000円。勝っているとは夢にも思わなかった。運がよかったのだ。心地よい疲労が体を包む。苦しかったけど楽しかった。雀ゴロと打つのって楽しいな。あの死力を尽くす感じがよい。今回はうまく裏をかけた形となったけれど、次はこうはいかないだろう。最安レート千点100円で、この苦しさだ。もっと高いレートの卓には、どのようなツワモノがいるのだろうか?おそらく私の所持金と雀力では、1局すら持たないだろう。今日戦った雀ゴロは、ドラクエで例えるなら、ゴーレムくらいの強さはあったと思う。きっと竜王クラスの雀ゴロも居るのだろうなあ。(当時は私はドラクエにはまっていたので、全てドラクエに例えてしまうのは、やむなしだ。)
そんなふう考えながら、閉店間際となった下のてんぷら屋で、えびの2匹のったてんぷら定食の大を注文し、今夜の仲間達との麻雀に向けてのエネルギーを補充とした。
麻雀にとりつかれていた、まだまだ若い頃のお話である。
私が、竜王クラスの麻雀打ちとの運命の出会いは、それからまた、10年後のこととなる。
ちなみに、友人に確認したところ、この雀荘は現在でも変わらぬルールで、営業を続けているそうだ。
雀ゴロへの挑戦2 [つかぴょんの実録麻雀小説]
次の半荘が始まる前に、トイレ休憩、小休止となった。
私は気持ちを落ち着かせいろいろ考えていた。先ほどの、フリテン片あがりはまさに驚愕だったが、あれは最終形がどうあれ、普通に打っていてもリーヅモドラドラ12000のあがりだ。
例え、片あがりが可能だとしても、一度つもあがった手をフリテンリーチに受ける局面はそうそうないだろう。それは、結構リスキーな選択なはずだ。フリー麻雀は、きれいな手をつくることが目的ではない。どんな愚形だろうが、あがればよい。一発ウラのチップなどのご祝儀も勘案して、結局の所1円でも多くのお金を持って帰ることができれば、それで良いのだ。
仲間内の麻雀とは目的が違う。あのチャンタ三色を手役に惚れてフリテンリーチを打つなど、愚の骨頂だ。それをいくらフリテン片あがりルールがあるからといっても、それは麻雀を舐めている。下のチャンタ三色を意識するのなら、序盤に④を切り飛ばしておけばよいだけの話だ。
手なりで打っていて、気がつくとチャンタ三色になっていた、もったいないからフリテンリーチを打った。そんな意思のない麻雀。ツモあがりより、ロンあがりを重視した麻雀なのだろう。「こいつら、たいしたことないな」とそう感じた。ただ、先ほどの①ピンの振込みでその卓の格付けが決まってしまった。むしろたいしたことないのは、私のほう。残念ながらにカモと思われてしまっていることは、容易に想像できた。
濡れた手をズボンで拭きながら、トイレから雀ゴロがでてきた。先ほど私をぶっとばしてくれだ御仁である。その雀ゴロは意気揚々と卓につき
「ようし、次いくぞ!兄ちゃん、今度は飛ぶなよお?ああん?」
そう吐き捨てながらサイコロを振った。
「余計なお世話だ。今にみてろ。飛ぶのは貴様のほうだ。」
そう思いつつ、とても好配牌とは言い難い東1局の13枚に視線を落とした。とにもかくにも牌勢も気持ちもバランスを崩したまま、2度目の半荘がスタートした。とにかく防戦に終始しながら、手牌に形が入るのを待ち続ける私。今は辛抱だ。東の親も手にならず、ツモられ点棒を減らされ赤ドラにも見放され、南場突入時には、16000点くらいしかなかった記憶がある。(20年以上も前なので詳細は定かではないのだけれど)そんな、南場の1局か、2局目、これまた最後の親番を迎える前に、またしても事件が起こった。
「チー」くぐもった声で、かったるそうに吐き捨てて、親番の対面は上家の捨てた②ピンをフーロする。下の三色をおもわせる、カン②ピンとペン7ソウのチーが2つ晒されている。赤牌が三環帯に入っているので、下の三色には常に注意が必要だ。8ソウがドラなので、チャンタ三色ドラドラ。親満コース。キー牌をうまく鳴けた形の2フーロである。ソーズやマンズの下はもう切れない。聴牌気配もバリバリだ。ツモ山に手を伸ばすイーシャンテンの私。ツモ牌は「2ソウ」・・。「こいつは切れない」。よしんば通ったとしても、こんな牌を切ると舐められる。これ以上奴らの風下に立つのはごめんだ。2ソウを手の内にしまいこみ、5ソウを切り出す私。345のターツを234に変化させた手格好だ。「よし、なんとかうけきってみせるぞ」賢明な選択なはずだ。 だが・・・・。
「ロン!ぬるいのう、兄ちゃん。イッツー赤ドラ、親満州じゃい!」
12346789⑧⑧①②③.カン5ソウ待ち。赤3ソウを使ったチャンタチックな一通である。不ヅキなときにありがちな振込みである。「やられた!」驚きと動揺を隠せない私。
ん・・・ん・・・・?ん!イッツー赤ドラ・・。え?5800点じゃない?
誤申告にもほどがあるぞ、ふざけやがって。物申す私。店員のほうを向いて口を開く。(雀ゴロ怖いからね)「イッツードラドラ、ゴッパですよね?」すると、また雀ゴロが返してきやがった。
「にいちゃん?この店じゃあ、イッツーは三ハン役なんや。鳴いて二ハン、面前で三ハンや。はよ、12000払いないや?」
えええええええ?何じゃそりゃ。i今作っただろう?魔界のルールか何かですか?うおお、これはいかん。非常にまずい。他にも出鱈目なルールがあるかも知れない。もう格好をつけている場合ではない。私は対局を中座してもらい店員に詳細ルールの説明を求めた。
むうううう。結局2度目の半荘は飛ばずにすんだものの、ダンラス。半荘2回で、9000円近く溶けている。最初に予定していた金額10000円に、わずか半荘2回でほぼ到達してしまった。博打の麻雀は溶け出すと早い。
冷静に考えてみる。状況はどうみても最悪。ラス半コールをして、今日は帰るべきである。取り返すには3回のトップが必要だ。自問自答してみる。勝ち目がないのはもう重々理解できている。だが、なんともやりきれない気持ちが自分の中に残っている。「悔しい。このまま帰れるものか!」カゴの目をやる。まだ2万残っている。
まだ、打てる。雀ゴロどもよ、欲しければ全部くれてやる。もう、ドラクエもパチスロもどうでもよくなっていた。場変えも不要だ、この席で勝ってやる。
「にいちゃん、今度は飛ばんかったなあ?ひひひ、次、いくか?ああん?」
雀ゴロの問いかけに私は無言で頷いた。仲間との暖かいセット麻雀が、とても懐かしく恋しかった。 もう、お金のことは忘れよう。もう、こそこそ小器用に立ち回るのは止めよう。とにかくまっすぐ攻めよう。いつしか、入店時のふわふわした気持ちは完全に消え去っていた。そして、三回目の半荘が始まる。私は「どんな配牌でも仕上げてやる」そう強く念じながら、牌山に手を伸ばした。 つづく
雀ゴロのいるフリーで無謀にもルール説明を拒否したつかぴょんさん。はたして結末は?… 完結編は今週中にUP
注: 町のフリー雀荘→雀ゴロ→怖い→増血してから行く…といった、つまてつの勝手な雀ゴロさんのイメージからの画像です。このお店は実在するそうですが、実際の雀ゴロさんはこのようなワシズチックなイメージでは決してない事を注釈しておきます(-。-)y-゜゜゜
雀ゴロへの挑戦 [つかぴょんの実録麻雀小説]
「おそるべきフリテン片あがり有りのフリー雀荘」
つかぴょんさんの投稿体験記です
今から、20年前、時代はバブルの絶頂期。その頃の私は、仲間打ちの麻雀では勝率もよくなっていて、とにかく強い人間と打ちたい、そう思うようになっていた。仲間で打つ麻雀がつまらない訳ではない。だだ、麻雀を生業としているとはどういうものか興味があったし、なによりそういう人間と打ってみたかった。その日は、深夜23:00から始まる仲間とのセット麻雀まで何の予定もなかった。なんとなくポケットに小金もある。なんとなくふわふわした気持ちで、前から気になっていた「壱萬円持っていれば遊べる」と噂の、その店に昼間から行ってみることにした。
1992年頃、当時はまだ点5の店すらなく、ピンの1.3が最低レートだったように思う。麻雀=ギャンブルという風評で、市内には麻雀クラブや麻雀サロンが乱立していた。市内でも有名な天ぷら屋の2階にあるその店の入り口には、「ピン低レート」○○荘の看板が出ている。「ピン低レート」の意味はよくわからなかったが、「とりあえず、覗いてみよう」、と入店。店員の説明によると、レートは「ピンの0.5・1」、30000点持ちの30000点返し。ゲーム代は500円。なるほど、大きなラスを引かなければ一万円で4回は打てそうだ。と安心して着席。いつも仲間内で打っている麻雀が点5.5.10だから、そんなには変わらない。
同卓者は徹夜麻雀続投中という不健康を絵に描いたような風貌の雀ゴロ2人と、ひょろっとしたメンバーさん。なるほど、負けても得るものがありそうだ。この世で雀ゴロほど、麻雀の強い生物はいないという。勝っても負けても仲間には武勇伝を報告できそうだ。とにかくなめられてはいけないと、ルール説明の詳細も「不要だ」とメンバーに断わり、「こんなもの鼻紙にもならねーぜ!」といったそぶりで、1000円札を10枚づつ纏めたズクを3つほど、サイドテーブルのカゴに放り込み、闘牌開始。実はその三万円は、全財産である。そもそも全て千円札にして持ち歩いている地点で、貧乏人確定である。だが、当時の私は千円札を裸銭で持ち歩くのが、なんとなく無頼っぽくて気に入っていた。とにかく気持ちで相手の風上に立ちたかった。「いろんな店で打ってるけど、今日は安いレートで遊んでやるよ、」と相手に牽制をかけたかった。いっぱいいっぱいの虚勢である。
よし、レートさえわかっていれば怖くはない。大丈夫だ。自分に言い聞かせる。負けたところで、金を払えば、それでOK。なんか予想外にやばい感じにからまれたとしても、今はお昼時。下階の天ぷら屋には人がたくさんいる。いよいよになれば、」大声をあげればいいさ。ちなみにこの3万円は当時学生であった私にとっては、大金である。購入予定のスーパーファミコンのソフト(ドラクエ5)や、パチスロ(当時は7枚交換が主流ニューペガサス大好き)の軍資金も必要なので、1万以上は絶対負けたくないのが本音である。
開局。私が西家スタートで、のらりくらりと自分安牌(自分にしかわからない安牌。②カンコ見えの①ピンなど)をリーチに対して強打したりして、さも「あんたの手牌は透けてるぜ」とばかりにはったりをかまして、振らずあがらずで、南2局一本場まで。25000点近くをなんとかキープしていたのは、今でも覚えている。状態もよくなかったので「次の親番で2,900位をあがって、ぶら下がりの2着でもいいや」なんてセコイことを考えていた。小物である。そんな折、親番の南家から、④を手出しの「ちっ、しょうがないのー」の台詞付きリーチ。なにがしょうがないのか理解できなかったが、ようするにやむをえない、窮したリーチということだろうか。しょうがないリーチなんて打たなければいいのに。でも、まあいい、そのまま窮していて欲しいものだ。だいたい、こういう口三味線は雀ゴロにとっては、挨拶のようなものだ。気にしない。気にしない。そう思いながら、状況を鑑みた、打牌選択へ。
20年前なので詳細は覚えてない。親番を控えたこの局の私の目的はとにかく「絶対に振らないこと」。配牌からそれを意識していた為に、手牌は安牌抱え気味のバランスのよい13枚になっている。絶対に振らない選択肢は一つしかない。「場に一枚切れている暗刻持ちの①を切る。」これならチートイもないし、100000パーセント安牌。スジの安牌なんかを手出しで切り出してなめられるのは癪だが、親には絶対に振れないし、親のリーチの現物として河に捨てられている牌で、待ってる他家がいたりしたらそれはそれで、嫌だ。やつらは雀ゴロだ。油断は出来ない。で、とにかくここは①切り。全人類の50億人中50億人がその選択のはずだ。で、①切り。まんまるな①切り。このどこまでも転がっていきそうな①ピンを三枚続けて切ってやる。ざまあみやがれ。
だが、ざまあみたのは私のほうだった。信じられないことが。リーチ者から声がかかる。「ロン。兄ちゃんスジは危ないでえ」リーチ一発チャンタ三色赤裏。24000は25500.(九州は赤ドラが3環帯、ツモ棒は1500点)
「はいー!?」「だ、だってフリテンじゃないですか?」とメンバーを問い詰める私。雀ゴロに文句をいうのは怖いので、メンバーさんに説明を求める私。すると、雀ゴロがいかにも雀ゴロっぽく口を開く。
「ああ~ん?にーちゃん、この店はリーチフリテン片あがり有りなんや。スジは気をつけんとなあ・・・」
フリテン片あがり。。。ほわい?なんなんすか?ふざけるな。聞いたことないわ!それは、リーチの現物でのロンはできないけど、現物以外の高めの牌が出たときだけロンあがりできるという、一撃必殺の恐ろしいルール。「やられた。こいつらグルか?3万円も見せ金をみせたことが、裏目にでたのか?」とも一瞬考えた。が対局中そんなそぶりはなかった。何が起こったのかよく理解できなかったけれど、ぶらさがりの2着をもくろんでいた私が、親番の前にハコテンになり、低レートの麻雀でありながら、ハンチャン1回で5000円を失ったということだけはまぎれのない事実だった。(とび賞有り)「ルール説明を聞いておくべきだった。」とほんの少しだけ後悔したけれど、同時に、「逆手にとれば、けっこういけるんじゃないか?」なんて、思いながら、ハコテンになったくせに、結構前向きに次のハンチャンへ果敢に挑む20歳の私。自分が①を切らなければ、まっすぐ攻めていれば親番のあがりが存在しなかったことなど、気付きもせずに。若さとは本当に恐ろしいものである。「ルールも理解できたし、次は大きなトップをとろう!」と、その程度にしか考えていなかった。しかし、この店の恐ろしいルールは、フリテン片あがりだけではなかったのだ。 つづく
さて、この後、つかぴょんさんはどーなったのでしょうか?続き書いてね
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お知らせ
次の25日(土)は麻将連合(μ:ミュー)厚木道場にお勉強に行って来ます。
定例のTSUKASA会は、また日曜日になると思います。
今日は11人集まりました。このブログ見て来てくれた方も何人かいます。
本当にうれしかったなあ…。そして今日もとても楽しかったです。
世の中が暗いので、心から笑える時って最近少ないからね
雀鬼流「牌の音町田道場」に行って来ました [雀鬼会牌の音体験記]
牌の音 町田道場
本日は昨年、初めて牌の音を訪れた時に幸運にも桜井会長とお会い出来、会長から「また来なよ」と声をかけて頂いたにもかかわらず、その約束を今まで果たせず今日になってしまいました。
牌の音は午後1:00から。節電のため車内消灯となっている小田急線を降りたのは午後1:10。 5分ほど歩いて町田道場に到着。階段を上る最中からタン、タン、タンと心地良い音が聞こえます。
店内では練習生と思われる方達で1卓たっておりました。そこでしばしソファーで観戦。
タン、タン、タン「ロン!12000」 タン、タン、タン「ツモ!ニセンヨンセン」もの凄いスピードで卓が進みます。中には若い女性の姿もあり、そのスピードの中で軽快にあがっておられました。
「ひょっとしてここで打つんじゃないだろうな…」私も早さには少し自信がありますが、このスピードは普通じゃない!なんせ皆さん半荘20分を目標に打っておられます。一抹の不安と恐怖を感じながら案内されたのは別卓。雀鬼会スタッフ3人に囲まれて打つ事になりました(;一_一)これはこれで…
2回目なので多少落ちついて打てたつもりです。が、打牌音の違いは歴然。
タン、タン、タン、ペシッ。タン、タン、タン、ガシャッ(捨て牌の川を破壊する音) 何とかスピードについていこうとしてるだけなのに牌姿はメンチンへ…。 イーシャンテンまでは把握できましたが暗刻になったとたんワケわからなくなりました。ひょっとしたら出上がり出来ていたのかも知れません。それほど速いという事です。
雀鬼会では聴牌するまでドラは打ってはいけません。今回も聴牌前に間違ってドラを切ってしまいました。(-_-;)
しかし今回はペナルティーとしてツモ切りマシーンとなっても「だったら牌を切る練習をしよう」と思う余裕もありました。 この場合でもツモ牌がドラの時のみ切ってはいけません。場に影響のない牌を右端に準備するよう指導して頂きました。
これは前回初めての時の途中の牌姿
上家の親が2フーロでソーズの聴牌気配。Aトップ状態の下家からリーチがかかった時、タンピン形の私がつもったのは5S。現物の⑤⑤を落としてオリに廻ったところ。外のスタッフの方から…
「あっ!つまてつさん、何切ってるんですか!」
「えっ、でも親に5が切れないですから…」
「この場面は親に打ち込んでもいいんです!下家に打たなければいいんです!状況をよく考えて下さい!何オリてるんですか!だめですよオリちゃ!」
厳しく指導されました…(-_-;) そーだよね、道場だもんね…
今日は決してむやみにオリに廻っていないつもりでした。リーチに対して現物を打ちながらチートイへ移行した時です。
「すぐオリる傾向があるようです。まっすぐ向かって来て下さい」
「むやみにオリてるつもりはありません、チートイへ廻っただけです…」
「みんなそう言うんです。それはひよった結果のいいわけなんです」
するつもりのなかった言い訳を口に出してしまった自分がとても恥ずかしかったです
半荘4回打ちました。「はい」と「すいません」をこの間何回言った事でしょう…。でも親でリーチに対しまっすぐ向かって上がりきった18000を「いい上がり」と言って頂きました^^;
スピードと焦り、そして恥ずかしさに大汗をかいてしまいました…。方袖で汗をぬぐう私にスタッフの方はそっと熱シボを渡してくれました。麻雀やってて大汗かいたのは初めての経験ですよ…(/_;)
帰り際に出口まで見送って頂いたスタッフの方は「間を空けずに必ずまた来て下さい」の御言葉。「とても楽しかったです。必ずまた来ます」と、またまた約束して来ました。
さて、このスピードで状況を判断し、まっすぐ雀鬼流麻雀が打てるのはいつの日でしょうか?
フリー雀荘に行って来ました(行ってはいけないお店編) [つまてつの雀荘さんぽ]
画像はネットでひろった画像であり表記のお店の看板ではありません
最近のフリー雀荘は、どこも清潔で明るくマナー重視のお店が多いです。そしてそれは麻雀雑誌等で広告を掲載している低レートのお店がほとんどであり、そうではない雀荘もいまだに存在しているのも事実です。 今回は決して行ってはいけない雀荘の例をお話します。
以前行った×××県××市、××という雀荘。セットで数回行った事があり、フリー客の同じマンションに住むおやぢが常連だから大丈夫だろうと、のこのこ行って来ました。
お店に入ると昼間ということもあり、フリー客が3人、本走していたメンバーが「いらっしゃい!」「こちらにどーぞ!東2局親番です!」 「ちょっと待って下さい(・_・;)はじめてなんですが…」
「ああ…(-_-) 少々お待ち下さい…」この時気のせいか「ちっ」というメンバーの心の舌打ちが聞こえたような気がします…。
午前中のヒマな時間帯ということもあり、他にメンバーがおりません。結局しばし待つ事に…。お客は決して紳士とはいえないおやぢの面々。「来るんじゃなかった…」とえらく後悔の念。しかしここまで来て逃げ帰るのも嫌だ九州人の恥たい、とソファーで様子を見ていました。 しかし…
全員がものすごい先ヅモメンバーの方がつもると下家、対面、上家と間髪を入れない先ヅモ!10年以上昔に買った麻雀ウォーカーという雑誌。その中に描いていた片山先生の漫画に酷似していたのです。
フリー雀荘へ行って来ました?(オレンジハウス相模大野店) [つまてつの雀荘さんぽ]
オレンジハウス相模大野店
本日行ってきたのはオレンジハウス相模大野店。あの井出洋介プロのお店です。マナーや客筋ではピカイチと聞いていましたので勇んで行って来ました(-_-)
ホームページで確認したところ開店は10:00との事でしたので少し前に到着しました。 お店は2Fです。ところが「お店は11:00開店です」との張り紙が!<(゚ロ゚;)> 電話入れたところ「平日は11:00からなんです」との事。「え~だって今日祭日じゃん…」ブツブツいいながら足はパチンコ屋へ…。勝てる訳ないですよね(/_;) ニューパルサーとタイガーマスクに5000P吸い込まれてトボトボとオレンジへ出直し。
お店に入ると知人のN氏がセットで打っておりました。フリー卓はまだ立っておりません。お店の方がセットで打っていたN氏の仲間だと思い込んだらしく「こちらへどうぞ」とN氏の後ろの椅子に案内されてしまいました。「ん…?フリーなんだけど…ま、いっか…」その内、ポツリ、ポツリと来店されるフリー客。先に卓がたってしまいました。1時間半が経過…。 今さらフリ―なんですけど…と言えず、また新しい卓も立ちそうもありません。、知人から麻雀のお誘いらしきメールも入った事もありお店を出る事にしました。麻雀を打つわけでもないただの見学者と化してしまった私に、スタッフの方はドリンクを何杯も勧めてくれ、退店時お見送りまでして頂きました。ありがとうございました!セットとフリ―卓を見学していたダケなんだけど非常に雰囲気の良いお店です!だと思います…(;一_一)
相模大野の収支は-5000P(パチスロ&パチンコ) 麻雀打ちに行ったはずなんだが…(-_-メ)
でも地元のお店に出直したところ、手強い学生2人と、とっても良い麻雀が打てたので収穫はあったかな! 終わりよければすべてよし! ちゅー事だ!
麻雀博物館に行って来ました [つまてつの雀荘さんぽ]
厚木健康麻将「よつば会」に行って来ました。 [つまてつの雀荘さんぽ]
店内の様子 へんな人が約1名写ってしまいました…画像をクリックしてお楽しみ下さい( ^^)
厚木市にある健康麻将「よつば会」に行って来ました。今は無きハッピーエンドという雀荘で、地道に活動されてきた団体です。先日、創業10周年を迎えられたそうです。こちらの常連でいらっしゃるE先生とどうしても打ちたくて行って来ました。ええ、やられましたよボロボロに…(-_-;) 強いっすわ…
あの東大出身雀師、井出洋介プロの流れをくんでいます。
よつば会には、最近麻雀を覚えたばかりの女性のお客様から、かなりの強者までいる縦社会のお店です。感服するのはマナーに関して、とても厳しくご指導されている事。楽しく麻雀を打つという目的に対しては一定のラインを引かねばなりません。強打、シャミなどもっての外!スタッフの方がぶっ飛んで来ます!びっくりしました(・_・;)
もちろん健康麻雀ですから金銭は賭けません。煙草も吸えません。携帯はマナーモードで代走も出来ません。朝から参加すれば6回~8回打てます。(メンバーによります) 20代の方もおられますがほとんどが大先輩の方々でしたが皆様楽しそうに麻雀を打たれておりました!
ツアー選手のU田さま、「ブログ見てます」の御言葉はとっても嬉しかったです!ありがとうございました<(_ _)> でもμの競技麻雀で、あなた様の追っかけリーチに一発でつかまされた高目三色5ソーでの11600。忘れませんからね…(;一_一) え?覚えてない?ふーん・・・ぬるい相手だからね・・・そりゃそーだ
フリー雀荘に行って来ました(どくだみ荘静岡店) [つまてつの雀荘さんぽ]
フリー雀荘に行って来ました(本厚木 麻雀スライム) [つまてつの雀荘さんぽ]
本厚木スライム
前回、町田のウェルカムにて赤入り麻雀とアルティマにシドロモドロしてしまった反省をもとに、私の地元にあるスライムに馴らし打ちに行って来ました。アルティマについては、ほぼ問題ないかな…。開始後すぐに、北家だったのに親だと思い込んでツモっちゃいましたけど、それくらいかな…。 問題は赤ですな…(-_-;) 競技麻雀に夢中になっているから、やはり点数申告時忘れてしまいます。あんなに目立つのにね! 今回もやっちゃいました、満貫なのに符計算した申告(/_;)
南場の南家、メンゼン出上がりの③に対し「ロン!6400です」
振込んでくれた方が「満貫じゃないですか(-_-メ)」と不機嫌そう…。ダマ間③に振込んだからってそんな顔せんでも…。だって赤シロートなんだもん!(-。-)y-゜゜゜
結果は3-2-1-1。チップこみで約+4000P。ゲーム代差引いても浮いたのでラスハン。同卓者に切れキャラっぽいのいたから、さっさと退散!対面に打てる方がいたので、も少しやりたかったな・・・。
今週末はあくまでも仕事の出張で静岡に行きます。近代麻雀の広告で有名な「どくだみ荘」に行って参ります。(何しに行くんだか…(-_-)) 次回報告!
フリー雀荘に行って来ました(ウェルカム町田店編) [つまてつの雀荘さんぽ]
ウェルカム町田店 若いお客様がいっぱい
最近何かと忙しかったのもので、やっと行けました麻雀放浪の旅。今回はマナーも接客も良いと聞いたのでウェルカム町田店へ行って参りました!途中、町田駅を降りて最後まで行こうとかと悩んでいた牌の音はまだ開店前でしたので初志貫徹でウェルカムへ。
お店は2F。初めての来店である事を伝えると、お決まりのルール説明。良いお店というのはマナーや質も大事ですが、お客様を心から歓待出来るスタッフであるかどうかだと思います。特に御新規のお客様に伝わる「また来てオーラ」。 行きたいお店がまた増えてしまいました。
点5 ゲーム料金=400円 風速 0.5-500・1000
点3 ゲーム料金=300円 風速 0.3-300・600
【ご祝儀】
①リーチ一発/裏ドラ(1枚につき)/赤牌(1枚につき)
点5=100P 点3=50P
※オールスター:赤牌3枚を使用してあがった場合
点5:300P→500P 点3:150P→200P
点5はしばらく待つとの事でしたので点3で。当然ながら卓は自動配牌のアルティマです。私はこのアルティマがどーも苦手です(;一_一) 楽なんだけどリズムに乗れないからかな? ツモ山や点棒を間違えるなど素人同然ですな… 早くなれなきゃ
7回戦打ったかな?5回戦打った時点でラスハンコールしたのですが、スタッフの方の「帰らないでオーラ」に負けて思わず言っちゃいました、「じゃラスト2で…(-_-;)」
結果は「3-2-1-1-1-1-3」 0.3でゲーム代300円じゃ浮いて帰るのは難しいですが、何とか勝って帰る事に成功しました。でも今回は終始、配牌に恵まれただけで反省点がいっぱい!スタッフの方に「強いですね」と持ち上げられ、恥ずかしくて情けなくて顔から火が出そうでした
スタッフのU田さん、記念に1枚
必ずまた来てください!とお店の外までお見送り。最後まで丁重に対応して頂きました。評判通りの良いお店でした!
東海大学御用達「麻雀シロ」に行って来ました [つまてつの雀荘さんぽ]
東海大学生限定雀荘 「麻雀 シロ」
私的には東海道線沿線雀荘トリプルヘッダーという予定があった週末、急遽入ってしまった朝一からの仕事により、すべてキャンセル!しかし、幸運にも仲間からの誘いにより、一般では入れない?東海大学生御用達の雀荘「麻雀 シロ」にてセットを打ってきました。 お店に入ってみると、お世辞にも清潔で明るいとは言えませんが雀荘独特の香りと雰囲気。学生がこよなく愛する歴史ある雀荘です。お茶を持って来てくれた優しいおじちゃん、おばちゃん。初めて来たのになぜかホッとするお店でした( ^^) _旦~~
名機アモスコングが旧台 なんと150/h!
アルティマも2台あり、こちらは新台。それでも200/h
何がすごいってあなた、その安さですよ(-_-;) つごう7時間弱打ったのかな? 会計1人千円! もちろん東海大学生限定の雀荘ですから一般の方は入れないんだと思います。私は東海大生のOBのN司さんや現役のF森がいたから打てたようなものです。昭和の匂いもする学生の味方ですな。
時間を追うごとに授業を終えた学生が卓を埋めていきます
2連続ラス(しかも1人沈み)でスタートしてどうなるかと思いましたが、国士ツモ、スッタン(聴牌)などで巻き返し、何とかプラス!麻雀シロに歓迎されたんだろうな…(-。-)y-゜゜゜
フリー雀荘へ行って来ました(雀鬼流 牌の音町田道場編) [雀鬼会牌の音体験記]
フリー雀荘へ行って来ました(本厚木スライム) [つまてつの雀荘さんぽ]
今回行って来たのは『微笑みの朱き薔薇』こと成瀬プロと打てるお店として有名な「スライム」です。
さすがに私は地元ですので、過去何度も行った事があります。順位取り麻雀ですのでTOPを目指す、ひとつ上の順位を目指す、オーラスのラス目は着順の変わらないあがりをしない(制約はない)など、どちらかと言うと競技麻雀に近いのかも知れません。
1着 2000P
2着 500P
3着▲1000P
4着▲1500P 一発、裏ドラ、赤、100P
ラスを喰っても▲1500Pは財布にやさしいです。勝っても負けても5000Pってとこですかね。 客層は若い方が多いですが、割と年配の方や女性のお客さんも少なくありません。私が行った時は、ほぼ 満卓状態でした。結果は3-1-1-2。+チップとゲーム代を差し引いて+3000Pですか。マナーも良いお店です。機会があればぜひ成瀬朱美プロと打ってみたいなあ・・・
三人麻雀(サンマ)の遊び方
- まずはマンズの2から8を抜きます。壱満と九満は残します。なぜなら国士が出来ないから。
- 楽遊にあるアモスコングの場合、設定は普通三麻にセットしてリセットボタンを押します
- サイコロの出目は4.7.10が自山、2.5.8.11が下家、3.6.9.12が対面(または上家)
- 上の画像のようにドラ表示牌は3枚目ではなく5枚目をめくります
- 完全先付けなしなしルール。
- 赤牌は5ピン2枚のみ採用
- ポンは出来ますが、チーは出来ません(サンマでチーなんかやってたら簡単に上がれます)
- 字牌の北は北家が存在しないので基本的に抜きドラ(もちろん手の内でも使えます)
- さらした抜きドラの北でロン出来るのは役満時のみ
- サンマ用の点数がありますが、めんどくさいので普通に符計算します。4麻と同じ
- ただし、例えば満貫をツモっても2000-4000の6千点しか収入はありません。他も同様。
- 数え役満あり(13飜)、16飜でダブル、19飜でトリプルと3飜upで青天井
- 国士13面待ちは一九字牌が1牌でも切っているとフリテン扱いです。だから順目が早かったら頭を落として13面をツモりに行きます。もちろんダブルです。
- レートはピンの500-1000、チップは500/枚です。
- 役満チップはツモで10枚オール、ロンも10枚、関係ない残りの1人もご祝儀として5枚。決して高レートではありませんが、とことんつかないと1晩で6~7デカデカピンやられます(-_-;)
ほとんど運任せのノーガードの殴り合い、棒テン、ソクリー、全ツッパ。ツモスーテンパイでリーチかけてて国士に振り込むなんて当たり前!「ついてる奴が勝つ!」